3・11に思う

2014年3月11日

今日は3月11日。あれから3年の月日が経ちました。
一体、被災地の復興はどれだけ進んだのでしょう?

私達東京人はつゆしらず・・・・・。

今の日本のプライオリティはアベノミクス、東京オリンピック、消費税、東京都知事、大阪市長選・・・・・・東京電力、福島原発事故、被災地復興と言うことなのか。

復興住宅で建築費は高騰したのに、仮設住宅はまだかわらず。
3年も経ったのに・・・・。

地震の被害で近しい友人は家族離散をしいられ、職場を失う者も。
海沿いの津波による甚大な被災、それは筆舌に替え難い。

地域の復興、個人の、それら人々の心の復興はいつ?

映画の「ゼロ」は作家の百田氏が第2次世界大戦を若い世代に語りつなげるために書いた脚本。
では、「復興」の脚本は誰が書いてくれるの?

浅才無学な私には到底分からず、おぼろげにこの震災、復興という言葉に気をとられて時間だけが過ぎていく。

先日、同期との久しぶりの会話。
彼は被災地で開業して不幸にも診療室は流され、今は仙台で勤務しているが、そこも近々には若い先生と交代を余儀なくされるとのこと。開業の借金を抱えていて新たな借金をする気になれないし、この歳で仕事を探すとは・・・・と。

この不幸で悲しい仕打ちに対し、何か行動出来ることは・・・?出来る者は?
いずれ東京も直下型地震に見舞われて初めて気がつくのかも知れない、この仕打ちに。

本日の14:46は被災された全ての人に遠くの地より、心より哀悼の意、そして復興の願いを込めて黙祷を捧げたい。

呂歯科診療所
院長 呂 正仁

 

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