ホームページをご覧いただきありがとうございます。院長の呂です。
昭和63年4月4日に開業して以来29年の間、地域の患者様の生活の質(QOL)の向上を目指し、
昭和63年開業時のチラシ
宮前平で歯科医師として仕事をさせていただくことが
できました。
この様な長い時間、皆様とともに歩んでこれたことを感謝しております。
2011年3月11日のあの震災後、日本全体が意気消沈し不安を抱える中、生活が苦しくなった方も多くおられます。それでも私たちは毎日食事をしなくてはなりませんし、そのためには歯の健康を維持することが大切です。
そのような時に、歯科医師としてまた別の方向性が見えてくるようになりました。
今私たちが行ってる治療は、本当に患者様の求めているものなのだろうか―?そんな思いが芽生えはじめました。
震災後、私はインプラント治療を施した患者様から、「寝たきりになったらどうすればいいの?」と聞かれ、虚を突かれた想いでした。それまで私は、「セルフケアのできる、メンテナンス性の高い良質な治療を」と考えていました。しかし患者様は、セルフケア自体ができなくなった時のことを心配されていたのです。
その様な経験を通じ、自分と患者様の間にズレを感じるようになり、もう一度自らの治療へ臨むあり方を考え直すようになりました。
以前、自分がインプラント治療で培った技術を、患者様に全て注ぎ込むことを考えて治療を行ってきました。最高の材料で、最高の技術による治療を行う―。
しかしそうするうちに患者様は、インプラント治療を「難解で高額なもの」と感じ、選択しづらい状況になってしまったように思います。
本来インプラントは、自分の本物の歯のごとく、快適に物を噛むことができる様になる素晴らしい治療だったはずです。もっとシンプルなインプラント治療があってもよいのではないかと思うようになりました。
私は治療の始めに、患者様のその後の人生を考慮した治療計画を設計するようになり、そのなかで、「シンプルなインプラント」や、外出が困難な患者様のための「訪問歯科診療」という考えが生まれ、実践をはじめました。今後も継続して、自分に何ができるのかを考え続けていきます。
様々な困難の中で、患者様と医師が手を取り合い「ともに生きる―」。
それがこれからの私の願いであり、今まで私を支えていただいた患者様への恩返しでもあると思います。
【学歴】 | |
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昭和54年4月 | 東北歯科大学(奥羽大学) 入学 |
昭和59年3月 | 東北歯科大学(奥羽大学) 卒業 |
昭和59年4月 | 東北歯科大学付属病院保存科第一講座第二医局(歯周病科) 入局 |
平成19年4月 | 奥羽大学大学院歯学研究科口腔感染症学 入学 |
平成24年3月 | 同院 修了 歯学博士号取得 |
【職歴】 | |
昭和63年4月 | 呂歯科診療所 開設 |
平成5年9月 | 医療法人社団 聖仁会 設立 |
平成13年 | 津田山デンタルオフィス 開設 |
平成18年 | 呂歯科診療所 駅前に移転 |
【参加勉強会】 | |
平成11~12年 | SJCD 受講 |
平成12~13年 | JIADSぺリオ・インプラントコース 受講 |
平成13~14年 | JIADSアドバンスコース 受講 |
平成14年~ | 多数の講習会参加 |
平成22~23年 | 5-D Japan 研修会(2期) 受講 John A. Burns School of Medicine, University of Hawaii at Manoa 短期留学 |
【受賞】 | |
平成21年 | Blomet 3l JapanよりExcellent Doctor 2008 受賞 |
【所属】 | |
日本顎咬合学会 認定医 元 日本歯科医師会 広報委員 元 神奈川県歯科医師会 地域保健委員 副委員長 |
痛みや恐怖、治療を受ける患者様には様々なストレスが掛かります。それらを静脈内鎮静法などを用いて緩和し、リラックスして抜歯やインプラント手術などの治療を受けていただける様に心掛けています。
現代では虫歯や歯周病は減少、代わりに歯並びや咬合の問題が増加傾向にあり、心身の健康に影響を及ぼしていると報告されています。
当歯科診療所は、歯を抜かない矯正歯科を提供し、これらの問題に対処しています。
また最近では、健康意識の高まりから予防歯科や矯正歯科を訪れる人が増えています。
歯の健康は全身の健康と関連しています。
これらを踏まえると、子供の頃から歯や歯並び・かみ合わせを整える事が、心身共に健康で、聡明に生きるために最も必要な事だと思います。