インプラント治療&遊離歯肉移植術 

2025年10月22日

遊離歯肉移植術とは?
歯周病などで失われたり下がったりした歯肉を補うために、上顎の口蓋から歯肉を採取して移植する手術です。この手術は、付着歯肉(骨についている歯肉)を増やすことで、歯周病による歯の根の露出(歯肉退縮)を防ぎ、歯ブラシのしやすさを改善し、歯やインプラントを長期的に安定させることを目的とします。

1.初診時(2010年6月)

2.遊離歯肉移植術(2011年6月)

被せ物装着後に磨きやすくする為に固い歯肉を口蓋から移植する歯周外科手術

3.遊離歯肉移植術後

術後6ヶ月(2011年12月)

術後12年(2022年6月)

4.インプラント治療、歯周外科手術後12年(2022年6月)

経過良好

インプラント症例 術後8年経過 

2025年10月22日

治療計画

  • 全顎歯周病治療
  • 歯周外科
  • インプラント治療
  • ソケットリフト
  • 全顎補綴治療

ソケットリフトとは?
ソケットリフトは、上顎奥歯にインプラントを入れる際、骨が薄い場合に行う手術です。インプラントの穴から上顎洞の底を持ち上げ、骨補填材を入れて高さを確保します。傷や腫れが少なく体への負担も小さいですが、骨の状態や上顎洞の健康によっては適さない場合があります。骨の高さが5mm以下の場合や骨の形成箇所が広範囲に広がっている場合はサイナスリフトが適用される場合があります。

1.初診時(2015年6月)

2.最終補填物装着(2018年3月)

3.術後8年経過(2023年3月)

術後8年経過良好

2015年6月初診時レントゲン

2023年3月レントゲン 経過良好

フルマウス治療17年間経過症例

2025年10月10日

フルマウス治療(全顎治療)とは

歯1本ではなくお口全体を一口腔単位として捉え、虫歯、歯周病、噛み合わせ、矯正、審美などあらゆる分野を総合的に診断し、機能と見た目の両方を改善する歯科治療のことです

患 者 : S.K様 女性
主 訴 : 補綴物破損、義歯不適による咀嚼障害のためインプラント治療希望
初診日 : 2003年07月11日
既往歴 : 特記事項なし

治療計画

  • 右上サイナスリフト
  • 上下インプラントブリッジにて補綴治療
  • 接客業の為治療中仮の歯を用いたい
  • 歯科治療中である事を外部から分からない様にしたい

特記事項

仮歯を維持する為に隣接する部位を時間をずらして抜歯となり、インプラント治療する為の治療期間が通常より長くなる事を承諾して始める

サイナスリフトとは?
インプラント治療で上顎の骨の厚みが不足している場合に、上顎洞(上顎の空洞)の底に骨補填材を入れて骨を増やす手術法で、「上顎洞底挙上術」とも呼ばれます。上顎の奥歯にインプラントを埋め込む際に、骨量不足でインプラントが安定しない場合に適用され、数ヶ月かけて骨が成熟した後にインプラント埋入手術を行います。

1.初診時(2003年)

2.ブリッジ除去後治療用仮歯のブリッジ装着

3.治療中の仮歯(2007年)

インプラント埋入終了

4.最終補綴物装着(2008年)

5.術後14年経過(2022年)

6.術後17年経過(2025年)

2008年8月27日撮影

2025年4月10日撮影

インプラント埋入部の骨レベルは埋入時と変わらず、患者様ご自身のメンテナンスも良好で、経過は非常に良く、満足されています。

PRGF治療の症例について

2025年9月30日

PRGF(Plasma Rich in Growth Factors)

患者様自身の血液から抽出された成長因子を多く含む血漿のことで、治癒促進、組織の再生を促進する医療技術です。歯科・成形外科・美容医療など幅広く応用されています。

  • インプラント手術
  • 骨造成(GBR・サイナスリフト)
  • 歯周組織再生
  • 抜歯後の治癒促進
  • 口腔粘膜潰瘍や傷の治癒促進

成長因子の取り出す過程

①採血

②血液の遠心分離

③分画作業の準備

④分画(成長因子の取り分け)

⑤分画完了

⑥アクチベーターの準備

⑦アクチベーター(適量を計測)

⑧アクチベーターの填入

⑨F1の加温(37℃)

⑩F1の加温(37℃)

⑪F1ゲルの完成

⑫F2添加の骨補填材の準備

⑬F2へ骨補填材の混和

⑭F2

⑮F2+Bio-Oss

⑯F1メンブレン

症例

  • 82歳 女性
  • 破折による抜歯
  • インプラント補綴治療に備えるための歯周組織再生、骨保存処置

リッジプリザベーション(PRGF法)とは?
抜歯後に歯槽骨(顎の骨)の吸収、陥没を防ぎ、将来的に義歯、インプラント補綴治療に備えるための骨保存処置

1.折れた歯を抜歯します

①破折線確認

②抜歯

2.抜歯窩にPRGFの処置をします

③PRGF(F2+骨補填材Bio-Oss)填入

④抜歯窩を十分に満たす

3.メンブレンで抜歯窩を閉鎖します

⑤F1メンブレン作製

⑥F1にて抜歯窩を閉鎖する

4.抜歯窩の治癒が促進しています(術後57日経過)

⑦抜歯PRGF後57日経過

⑧インプラント手術開始

5.骨がしっかりできました

⑨抜歯窩の骨量、骨質を確認

⑩ドリリング

6.埋入ポジションを確認します

⑪埋入ポジションの確認

⑫埋入初期固定35N/cm(理想的)

7.角化歯肉の安定を考慮した縫合をします

⑬初期固定値が高いので1回法インプラント治療としてテンポラリーヒーリングアバットメントを埋入と同時にセット、角化歯肉の安定を考慮して縫合する。

8.補綴を開始します(埋入後61日経過)

⑭埋入後61日経過、補綴開始

⑮オステル値81(ISQ)
オステル値81は、インプラント後の骨と歯肉状態が高く安定していることを示しています。

※ISQ:Implant Stability Quotientの略で「インプラント安定指数」といい、安定性を示す指標の一つです。このISQを測定する器械をISQ測定器、もしくは共振周波数分析器といいます。

9.術前と術後の確認

⑯術前

⑰術後

考察

経過

  • 破折線確認、抜歯後PRGF
  • 抜歯PRGF後57日、インプラント埋入
  • 埋入後61日、二次オペ時オステル値81

結果

  • 82歳高齢女性の治療においては、他科との処方薬剤の関連で1,2ヶ月の治療期間の減少はとても有意義と考えられる。
  • 抜歯窩の吸収を抑えて治療の外科的侵襲度を最小にする為にリッジプリザベーションは有益である。
  • 治療後にオステル値81という高い安定性を獲得できたのもPRGF治療によると考えられる。

リッジプリザベーションにPRGFを組み合わせることで、
抜歯後の骨造成、歯周組織の再生を促進し、治療期間が短縮します。
安全にインプラント手術を行うことができます。

当院の施設基準につきまして

2025年5月30日

当院が該当している施設基準について説明しています。

医療DX推進体制整備加算

  • オンライン請求を行っています。
  • オンライン資格確認を行う体制を有しています。
  • 歯科医師医師がオンライン資格確認を利用して取得した診療情報を、診療を行う診察室または処置室において閲覧または活用できる体制を有しています。
  • 電子処方箋を発行する体制については、電子カルテメーカーと協議しています。
  • 電子カルテ情報共有サービスを活用できる体制については、電子カルテメーカーと協議しています。
  • マイナンバーカードの健康保険証利用の使用に関して、実績を有しています。

歯科初診料の注1に規定する基準

歯科外来診療における院内感染防止対策に十分な体制の整備、十分な機器を有し、研修を受けた常勤の歯科医師およびスタッフが在籍しています。

歯科外来診療医療安全対策加算1

  • 医療安全、医薬品業務手順等、医療安全対策に関わる指針を策定しています。
  • 医療安全対策に関わる研修の受講ならびに従業員への研修を実施しています。
  • 安全で安心な歯科医療環境を提供するための装置、器具などを設置しています。
    →AED、パルオキシメーター、酸素、血圧計、救急蘇生セット、歯科用吸引装置
  • 緊急時に対応できるよう、医療機関と連携しています。

歯科外来診療感染対策加算1

  • 緊急時の対応や医療事故対策等の医療安全対策の研修を受講した歯科医師が在籍しています。
  • 複数人の歯科医師と歯科衛生士で診療を行っています。
  • 医療安全管理者を配置しています。
  • 安全で安心な歯科医療環境を提供するための装置、器具などを設置しています。
    →AED、パルオキシメーター、酸素、血圧計、救急蘇生セット、歯科用吸引装置
  • 緊急時に対応できるよう、医療機関と連携しています。
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